日语能力测试二级阅读练习3

发布时间:2011-09-29 共2页

  (1) ひとりの子どもの話です。
  仕事で疲れきって、家ではごろごろしてテレビばかりを見ている父親はあまり存在感がない、まるで透明人間みたいだ、というこの文章がありました。
  (①これ)ではいけない。子どもたちに、父親が働いている姿を見せたらどうか。そういう意見もあって、ある母親は子どもを連れて、父親が働く工場へ行くのです。
  その子が参観の記を書きました。
  「友達のおとうさんが、どこかの課長さんだとか、放送局につとめているとかいうとき、私はいつもだまっていました。「わたしのおとうさんは工場のコックさんだ」というのが、なんだか(②はずかしくてならなかった)のです。でも、わたしは、きょうからそれが(③)いえるような気がします」その子は初めて、白いコック帽をかぶった父親の働いている姿を見ます。野菜サラダを作っている。びっくりするほど早い手つきでてきぱきと仕事をすすめている。
  「今まで、あんなお父さんを見たことがありませんでした。何か④よその人のような気がするくらいでした。でも、やっぱりわたしのおとうさんでした。おとうさんは、恥ずかしそうな顔などちっともしていません。わたしだけが、何で恥ずかしがっていたのかと思うと、何かわるいことをしていたような気がしました」
  お昼のサイレンが鳴る。大勢の工員さんたちが集まる。「大勢の工員さんたちが、待ち構えていたように食べてい
  るのを観ると、わたしまでなんだかうれしくなりました。(⑥みんな)残さず食べてもらえるかと、じっとそれを見ていました」
  現場を踏んだことで、子どもの父親観が変わるのです。みんなが残さずに食べてくれるだろうかそう思ってじっと見ている子の(⑦心臓の音が伝わってきます)。「お父さんの働く場所」という現場で、子どもは家にいる父親とは別の父に出会うことができたのです。
  注1ごろごろする: 特に仕事もしないで過ごす。
  注2参観の記: 見学したときのことを書いた文章
  注3手つき: 手の動かし方
  注4てきぱきと: 適切にどんどん仕事を進めていくようす
  注5待ち構える: すぐに対応できる姿勢で待つ
  注6父親観: 父親についての見方
  問1①「これ」は、何を指すか。
  1父親がいえでテレビばかり見ていること
  2父親が仕事で疲れきっていること
  3子どもが父親の存在を感じないこと
  4子どもが父親の働く工場へ行くこと
  問2②「恥ずかしくてならなかった」のは、なぜか。
  1テレビばかり見ている父親に料理ができるとは思えなかったから
  2コックさんなのに、家では疲れていて全然料理をしようとしないから
  3コックさんといっても、放送局ではなくて工場のコックさんだから
  4友達にいえるような立派な仕事を父親がしているとは思えなかったから
  問3(③)に入る適当なことばを選びなさい。
  1平気で
  2ますます
  3がんばれば
  4じょうずに
  問4④「よその人のような気がするくらいでした」とあるが、それはなぜか。
  1家で何もしない父親が生き生きと仕事をしていたから
  2子どもが来たのに父親が無視して仕事をしていたから
  3父親が会社の課長か放送局の人間のように見えたから
  4父親に白いコック帽があまり似合っていなかったから
  問5⑤「わるい」というのはここではどんな意味か。
  1友達にたいしてずるい
  2父親に感謝したい
  3友達に対してひきょうだ
  4父親にもうしわけない
  問6⑥「みんな」は何を指すか。
  1工員さんたち
  2コックさんたち
  3子どもたち
  4工場の昼食
  問7⑦「心臓の音が伝わってきます」とあるが、ここではどういうことか。
  1子どもの心臓の音が工場の人に聞こえること
  2どきどきしているようすが読んでいる人に分かること
  3はきはきしているようすが読んでいる人に想像できること
  4びっくりしているようすが工場の人に感じられること
  正解
  問1―3 問2―4 問3―1 問4―1
  問5―4 問6―4 問7―2

  

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